スタイリング剤を探している方に向けて、女性にも男性にも使えるヘアバームをご紹介。ここでは、髪のケアやスタイリングだけでなく、ハンドケアやボディケアまで効果的な優秀なヘアバームを美容師が厳選。
掲載している全てのスタイリング剤を、実際に運営者である美容師が使って検証しています。

- スタイリング剤の使用感
- 実際に美容師がスタイリング剤を継続使用
- ヘアスタイルのつくりやすさもチェック
- 髪への負担度もチェック
- スタイル仕上がり
- スタイリングのしやすさをチェック
- まとまりやおさまりをチェック
- シャンプーで落としやすいかもチェック
- 価格
- 全評価と価格とのバランスをチェック。
スタイリング剤でお悩みなあなたへ。当記事では「実際に使ってよかったヘアバーム」をご紹介しています。これを見ればあなたにピッタリのアイテムに出会えます。

きし
スタイリング剤のような整髪料としてだけでなく、ヘアケアやスキンケア、ハンドクリームにも使えて便利な「ヘアバーム」。いいとこどりしたようなアイテムですが、整髪的な目的でも十分な効果があります。
当記事では、女性にも男性にも使いやすいおすすめヘアバームランキングを紹介します。ドラッグストアや薬局、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの通販サイトで購入できる市販品スタイリング剤、美容室・美容院で購入できるサロン専売品スタイリング剤の中から美容師が厳選。
一言で言うと「美容師が認めるヘアバーム」そんなアイテムをまとめました。
「これからセットしてみよう」と思っているあなたも、「もっと上手くスタイリングの仕方はないかな」とセット慣れしているあなたにも、きっと役に立つコンテンツになっているはずです。
スタイリングに効果的なヘアワックスやヘアクリーム、濡れ髪・濡れ感やウェットなスタイリングに最適なジェル・ジェリーやヘアオイル、まとまりや収まりの良いスタイルをつくるヘアクリーム・ヘアセラム・ヘアバームなどのスタイリング剤をピックアップ。
なお、ドラッグストアの市販品・サロン専売品などさまざまなスタイリング剤の中から美容師おすすめの本当に良いスタイリング剤もまとめています。下記事もチェック!
目次
美容師が選ぶおすすめヘアバームの
解析・評価・検証ポイント

本当に良いスタイリング剤とは何か?
売れ筋のスタイリング剤(ヘアワックス・ヘアクリーム・ヘアオイル・ヘアバーム・ジェリーなど)を集め検証しました。
この記事を作成する上では、とても重要なコンセプトになります。たくさんの情報がある中で、当記事で大事にしているのは、
- 成分内容
- セット力&キープ力
- 実際の使用感
が、最も重要になると考えています。

成分内容
ワックスを使う上では、髪や頭皮にどのような効果があるのか、非常にわかりやすい目安になります。さまざまなアイテムの成分内容を比較して評価しています。

セット力&キープ力
スタイリング剤において、セットするためのパワーと、キープするためのパワーが重要になります。スタイリングする上での遅乾性(柔軟性)なども当記事では、重要なポイントとして評価しています。

実際の使用感
男女のモニターで実際に使用して、使い心地を検証。スタイリング剤を選ぶ上では最も大事な項目です。使いやすさはもちろん、香りや、髪のまとまりや仕上がりなど、専門家ならではの知見を加えて評価します。
スタイリング・ハンドケア・ボディケアまで使える
本当に良いヘアバームの選び方

ヘアバームは、ミツロウや天然オイルなど、身体にも使える「やさしい成分」を主としたスタイリング剤。
ほとんどの商品が自然由来の成分で構成されており、ヘアケアだけでなくスキンケア効果も期待でき、リップクリームやハンドクリームとしても使える使い勝手のよさも人気を集めている理由のひとつです。
- ヘアオイルよりもアレンジ力が高い
- ツヤ感やウェットな束感をつくるれる
- ヘアワックスほどの操作性はない
- セット力のようなパワーもない
自然由来の成分が多いため、セット力やスタイルをキープすることなどはできません。しかし、つけるのとつけないのでは仕上がりに大きな違いがあります。
スタイリング剤は闇雲に選ぼうとしても膨大な種類があって選ぶのも大変です。いくつかのポイントがあるのでご紹介。
ヘアバームでは高い保湿成分がポイント

保湿成分がポイントにはなりますが、髪質を壊しすぎないということは重要。水分量やシリコン・ポリマー要素が大きいと髪質を無視してスタイリングすることができますが、スタイリング時では問題なくとも、時間が経つことでスタイルが壊れてしまうことが多いです。
髪質をそのまま活かせるようなスタイリング剤を選ぶことがポイントになります。
- ヘアバームだけでボリュームをつくらない
- まとまりや動きをつける程度
- 何度も手直しができる
このポイントを意識することで、髪質を活かしたスタイリングがしやすくなります。
さらに、ヘアケア・スキンケアも合わせてできると、相乗効果もあるのでいいです。
スタイリングとしてテクスチュアの質感を使い分ける

テクスチュアの質感では、ヘアスタイルで使い分けをします。
ワックスと同様に、かため=ショート、やわらかめ=ロング、といった感じで使い分けすると、スタイリングしやすいです。
とくに成分の「ミツロウ」が多ければ多いほど、かたくなりやすい(成分一覧で記載順番で多さは変わる)ため、目安の一つにしてください。
シャンプーで落としやすいか


パワーがあるものは、男性やベリーショートの方に好まれる傾向にありますが、デメリットに「快適に使えない」「シャンプーで落としづらい」などがあります。
もちろんプロダクトやシリーズにもよりますが、傾向が多いです。ヘアバームもしかりです。
猫毛や、くせ毛の髪質では、キューティクルが薄く、ダメージになりやすいため、スタイリング剤ではシャンプーで落ちやすいものを選びます。
ヘアバームの香りにもこだわる

バーム系のスタイリング剤では香りもポイント。とくに柑橘系のさわやかななモノを選ぶといいです。
デオドラント効果にもなるため、これだけでもつける価値があります。
無香料のものもありますが、個人的には香りは重要なファクターです。スタイリング剤が苦手な人にもおすすめ。
持ち運びできるため容器でも選ぶ

個人的には、持ち運びができる容器で選ぶのもあり。
プラスチック製の容器も多いため、持ち運びにも適しいます。出先で調整したりする習慣は予想以上に快適です。
髪だけでなく、ハンドケアもついでにできるため、キレイを維持することができます。
女性でも男性にも最適!使いやすい
ヘアバーム人気ランキング5選

さて、ここからは売れ筋上位のスタイリング剤を実際に使用してみて、どれが良いスタイリング剤なのか検証していきます。現在では80種類のスタイリング剤をレビューしているので、実際に使ってよかったアイテムだけを選んでいます。
- スタイリング剤の使用感
- 実際に美容師がスタイリング剤を継続使用
- ヘアスタイルのつくりやすさもチェック
- 髪への負担度もチェック
- スタイル仕上がり
- スタイリングのしやすさをチェック
- まとまりやおさまりをチェック
- シャンプーで落としやすいかもチェック
- 価格
- 全評価と価格とのバランスをチェック。
※随時更新していきます(2022年)
No.1
N. ナチュラルバーム

天然由来原料でできたバーム型スタイリング剤!
- 天然由来原料でつくられたスタイリング剤
- 女性のデリケートな髪に適したホールド力
- 高い保湿力のあるハンドクリームとしても使える
ナチュラルバームは自然由来成分で構成されているため、髪だけでなく肌に良いアイテムでマルチで活躍できるスタイリング剤になっています。
実際に使ってみましたが、バランスが良いアイテムで使いやすかったです。
とくに馴染みがよくて、髪だけでなく手にも馴染んでくれるためストレスが一切ないスタイリング剤。使用後も手を洗わなくても良いのもポイント。
ポリッシュオイルと比較すると物足りなく感じるものの、それでも使い分けがしやすいため、ポリッシュオイルが苦手な人はこのアイテム、物足りない人はポリッシュオイル、みたいな感じ。
物足りなさは感じるのがネックポイントにはなるものの、それが以外に全く問題がなくサロン専売らしいクオリティのスタイリング剤です。
No.2
jemile fran オイルスフレ

肌にも髪にも優しいスタイリング剤
- ふわっと質感のスフレクリーム採用
- さらっとした質感のミネラルオイル+ライスブランワックス配合
- 透明感のあるクリアガーデンの香り
オイルを含んだスタイリング用のスフレクリームは使用感もさながら、ふわっと軽いテクスチャーでエアリーな動きをつくることができます。
実際に使ってみましたが、サラッとした質感のまとまりと軽めなアレンジをすることができるヘアクリームなので品質は高め。
しかもハンドクリームとしても優秀なため、ワックスやヘアクリームのようなベタつきもほとんどなく使用感は絶妙。
髪のスタイリングとハンドケア、それだけでなく使用後に手を洗わなくても良いため、忙しい女性にとっては嬉しいはず。
とはいえハンドクリーム目当てで選ぶと、少し期待ハズレだと感じるかもしれません。
やはりハンドクリームとしての保湿力や安全性などは「ハンドクリーム単品」のものと比べると、少し心もとないです。
このアイテムのアプローチポイントはあくまでも、「ヘアクリームとハンドクリームのケアが1つのアイテムでできる」ということにあり、どーせヘアクリームを使ってるんだったら、手もキレイになるため非常に便利。
なのでハンドクリーム目的で選ばないようにすべき。
まぁ、それでも品質が高いことに変わりはないので、一度は使ってみることをおすすめします。
このアイテムはどの長さのスタイルでも使えることができます、それは髪への負担になることはないからです。そのため全てのヘアスタイルにおすすめできるアイテムです。
もし仮にホールド力がほしければ上からハードワックスをつければ良いのです。
No.3
ARIMINO men ハードバーム
万能的なヘアバーム!
- メンズ中心のヘアスタイルをつくりやすいスタイリング剤
- 芳香・毛髪保護・デオドラント作用のあるアイテム
- シトラス・ムスクの香り
人肌でとけやすく馴染みがよく、伸びも良いため髪にもなじみやすいアイテムです。自然なツヤ感と軽さをだしながら動きのあるスタイルをつくることができます。
実際に使ってみましたが、使用感も良くて使いやすいヘアワックスになっています。
伸びもよくて、揮発性も高いため絡まりにくく、ダメージのあるデリケートな髪にも使うことができます。
ガチガチのスタイリングには向かない内容になっているものの、ある程度のホールド力はあるためショートミディアムぐらいのスタイルとは相性抜群なはず。
実際に使ってみた感じでは、男性をターゲットにした使用感や香り、デザインなどになっています。スタイリング剤が苦手だけど、キレイにしたいなどといった悩みも解決できるアイテムになっています。

廣瀬
No.4
Moii バーム ウォークインフォレスト
万能性のある使い勝手の良いトリートメント
モイシリーズのアイテムは、髪の内部補修に特化していて、使うほどに潤いが高まる集中美容が特徴になっています。自然由来成分100%でシリコンフリーになっています。ベタつきが嫌いな方でも使用できるナチュラルなヘアケアです。
実際に使ってみましたが、髪へも肌へも使用感のいい品質の高いアイテムでした。
初めは固めな質感かと思いましたが、手の温度で溶けてくれるため固くてもダマにならず、非常に使い勝手の良いトリートメントでした。
肌へもベタつくことは一切なく、保湿することができ、さらに自然由来100%なので幅広く対応することができます。
少し気になったのは、髪への使用感は少し微妙でした。わたしのようなくせ毛、まとまりづらい髪質には少し物足りない印象でした。

廣瀬
一見すると高めの価格(37g/2600円)ですが、ヘアトリートメントだけなら高めですが、ボディクリームの両立できるとなると、コスパはいいのかもしれません。
ブランド名 | モイバーム |
製品名 | ウォークインフォレスト ボディクリーム |
商品区分 | 洗い流さないトリートメント |
容量 | 37g |
主な保湿成分 | シア脂、ミツロウ、シア脂エチルエステルズ、アーモン油 |
香り | アロマティックウッディ |
メーカー | ルベル |
No.4
BOTANIST ボタニカルヘアバーム

植物由来のハンド・ボディ・ヘアクリーム
- ボタニカルバターミルクベース
- ダメージ補修成分「11種のアミノ酸」を配合
- レモングラスとゼラニウムの香り
肌へのなじみもよくべたつきにくい植物由来の保湿成分でハンドクリーム・ボディークリームとしてもつける便利なスタイリング剤
実際に使ってみましたが、むちゃくちゃ使いやすいので、とりあえず良いスタイリング剤でした。
まずは、アウトバスとしても使えるのだけでなく、洗い流さないトリートメント(補修成分があるため)としても使えます。ヘアオイルほどの伸びはないので、洗い流さないトリートメントの上から、「とくに傷んだ毛先にだけ使う」といった感じに。
もちろんスタイリング剤としても、まとまりやツヤ感が簡単につくれるので、スタイリング剤を使うほどではないけど髪をキレイに見せたい、なんてちょっとしたシチュエーションで活躍します。
さらにヘアアレンジや、アホ毛・おくれ毛など、髪がまとまりづらいなぁ、なんてときにも持っていてよかったと思えるはず。
従来のヘアバームよりも、しっとり感やウェット感が強いため、髪質によっては向き不向きがあるかもしれませんが、上記に加えて、ハンド・ボディにも使えるマルチアイテムを考えれば、役立つときはどこかにある、そんなスタイリング剤でした。
全体的によくできているスタイリング剤でして、従来のものと比較するとやはりボタニカル製品なので、とくに安全に使えるのも魅力の1つです。

廣瀬
ヘアバームのよくあるQ&A
Q
ヘアバームの目的は?
A
ヘアバームはスタイリング剤であって、洗い流さないトリートメントのようなヘアケアができるだけでなく、ハンドケアやボディケアまでできるマルチなアイテムです。それでいて保湿力も高いので便利なので、使いやすいためです。
Q
ヘアバームとヘアワックスの違い
A
ヘアバームにはセット力よりも保湿力が高く、まとまりやツヤ感などを向上させることができます。アホ毛やパサパサを抑制させるにも効果的です。それでいてナチュラルな質感をつくることもできます。ヘアワックスにはホールド力があり、動きやボリュームをつくることができるため使い分けることができます。
Q
いい匂いのヘアバームはどれでしょうか?
A
実際に使ったなかでは、エヌドット(柑橘系でさっぱり)やジェミールフラン(フローラルで甘い系)がいい匂いで髪にもしっかり残ってくれるのでおすすめ。でもヘアバームは基本的にどれもいい匂いのものが多いです。
あとがき
ヘアバームばかりを集めたコンテンツでしたがいかがでしたか?

きし
ヘアバームは、スタイリング剤としてだけでなく、ヘアケアやスキンケアなどにも使えるため、とても便利なプロダクトです。

廣瀬
今回テーマにしているヘアバームというプロダクトは、その中でもとても便利で使うだけで、いろんなケアができるので「時短」になるのが一番の特徴だと考えています。
普段はワックスやジェリーといったパワーのあるプロダクトを使っている人も、スタイリング剤のようなベタつきやが苦手なんて人にもおすすめできます。とくに一つはお家にあっても損はしません。
そんな便利なヘアバームで「最も使いやすい」「また使いたい」と思えるモノばかりを集めました。使ってみたいと思ったときは、ぜひご参考ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ご質問やご感想は、以下までお寄せください。
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