
きし
当記事では、「ワックスをつけたあとでもヘアアイロンを使うことができるのか」ということをテーマに初心者にでも分かりやすくご紹介しています。この記事を見れば悩みを解決することができます。どうぞご覧ください。
きしです。
「1から学ぶ美髪つくりの方法(スタイリング編)」の11回目の記事になります。
前回の記事では、スプレーの使い方やテクニックについてお伝えしました。
スタイリングと言えば「ストレートアイロン」と言う人はとても多いです。
というのもくせ毛を簡単にキレイにすることができるため、くせで悩む人にとっては必須級アイテムの一つです。
そんなストレートアイロンですが、便利な機能がある反面、使い方を間違えるとデメリットにもなります。
ワックスやスプレーをつけた後にアイロンは使っても良いのか?
少しマニアックな質問ですが、アイロンを使う人なら分かるあるある疑問にお答えしていきます。
- アイロンとワックスの組合せ
- それぞれ組合せる方法
- おすすめのワックスの紹介
この3点について分かりやすくお伝えします。
ワックスやスプレー(などスタイリング剤全般)をつけた後に、ヘアアイロン(ストレートアイロンやコテアイロン)を使ってもいいのか、というのは結論から言うとダメです。
しかし、全くダメというわけではありません。
一見すると矛盾しているかもしれませんが、使い方さえ間違えなければ効果は絶大ということです。
とはいえリスクもあるため使う前には最大の注意と、ある程度の勉強と慣れが必要になります。
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ワックスをつけた後に「アイロン」を使える?


きし
冒頭でもお話しましたが、基本的にはワックスやスプレーなどスタイリング剤をつけた後にヘアアイロンを使うのはダメです。
しかし「なぜダメなのか?」というのはとても重要なポイントとなります、そのためまずは髪とアイロンについて丁寧にお話していきますね。

ゆきな
低い温度に設定したとしても100°以上もあるヘアアイロン。
水分があるものに使うとアイロン自体が瞬間的にものすごい高熱を出す仕様になっているために、スタイリング剤などがついている髪はもちろんヘアアイロン自体にも良くないです。
髪 処 理 に 起因す る 毛 髪損傷を最 小 限 に 食 い 止 め る
引用元:セ ラ ミ ッ ク プ レー ト装着ヘ ア ・アイ ロ ン の 研究❘山野研究紀 要 第 16号
た め に も、ヘ ア ・ア イ ロ ン の 使 用 前 に 薬液 や 水 で
毛髪 を濡 らさな い こ とが 望 ま し い 。
- 乾いている髪の水分量は約5%程度
- スタイリング剤をつけることで水分量が上昇してしまう
- ワックスをつけた髪にアイロンを使うと温度が上がってしまうため基本的には使わない方がいい
アイロンによくある説明でもある「濡れている状態には使用しないで下さい」と同じようにワックスやスプレーを使用した後には使わない方が良いというわけです。
ヘ ア ・ア イ ロ ン の 熱 に よ り毛 髪が 高温 に な る と、毛髪内部溶液 で 分子 の 熱運 動 が盛 んに な り、内 部 の 圧 力 (内圧 )が 高ま る。こ の と き も し、ヘ ア ・アイ ロ ン 施術 の た め 毛髪に 水 ま た は 薬液 の 事前処理 が 施 され 、内部 の 液 の 補充 だけで
引用元:セ ラ ミ ッ ク プ レー ト装着ヘ ア ・アイ ロ ン の 研究❘山野研究紀 要 第 16号
な く 外部も 濡れ て い る と 、内部 の 液 体 が容 易 に毛髪 外 部 に 流 失す る と考 え られ る。
つまり、スタイリング剤をつけた髪も水分を多く含んでいる状態になってしまうために、同じように負担になってしまいます。
実はヘアアイロンを使う前にスプレーやワックスを使ってはいけないというのは極論であって、上手く使えば髪を守ってくれる役割にもなるし、スタイリングのしやすさもアップします。
髪の状態、つまり「水分量」による


きし
アイロンとスタイリング剤の組み合わせには、髪の水分量が大きなポイントになります。
つまり仕上がりの状態を水分量が0%の状態になるようにコントロールすれば良いのです。

ゆきな
実は髪の水分量は多ければダメ、少なければ良いというようなものではありません。
髪を巻きにくい人であれば水分量が普通よりも多く必要になりますし、髪を傷ませたくない人ならば水分量を少なくするために乾かさないといけません。
しかし、髪の水分量が少なすぎるのも髪を傷める原因にもなるのです。
目指すべき理想は仕上がりの髪の水分量を5%程度にする、ということ。
良いスタイリング
- 水分量が10%の状態で何もつけずにアイロン
- 水分量が0%の状態でスプレーをつけてアイロン
- 水分量が5%の状態で少なめにワックスをつけてアイロン
悪いスタイリング
- 水分量が10%の状態でスプレーをつけてアイロン
- 水分量が0%の状態でなにもつけずにアイロン
- 水分量が5%の状態で多めにワックスをつけてアイロン
ドライヤーやアイロンなど熱処理のアイテムでは髪の水分量を奪います。
つまり、髪に水分がない状態でアイロンを使ってしまうと、大きな負担になっていますのです。
では、それを計算してスタイリング剤を使っていれば、髪を傷めることなくスタイリングをしやすくすることができるので、逆に使わないことで髪を傷めてしまうということになります。
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ワックスの後にアイロンを使う方法


きし
では、本題でもあるワックスやスプレーなどのスタイリング剤の後にもアイロンを使う方法についてお話します。
上記にもあるように、水分量はとても重要なポイントになりますが、アイロンの方法も一工夫することでよりスタイリングの効果性が上がります。

ゆきな
スタイリング剤の量を少なめにして、髪の水分量を5%〜8%%ほどにしてから、ヘアアイロンを使うとコテアイロンの熱伝導が上がってキープしやすくなります。
少量ずつを使うことによって水分量を調節できるようになります。
アイロンについては以下のことを注意することで失敗が少なくなります。
- できるだけ細かくアイロンを通す
- 一秒以上、アイロンを当てないようにする
- あとは練習あるのみ
順番にお話していきます。
できるだけ細かくアイロンを通す
できるだけ細かくアイロンを通すというのは、アイロン(ストレートアイロン・コテアイロン)の効果性を上げるために良いです。
ダッカール(髪留め)などで髪を細かくしてからアイロンすることで、必要以上にアイロンを髪に当てなくてもキレイにすることができます。
そもそも論にはなりますが、負担を少なくすることでアイロンとスタイリング剤の組み合わせを最大限活かせることができます。
一秒以上、アイロンを当てないようにする
一秒以上アイロンを同じ場所に当て続けることで、髪への負担が増えてしまいます。それが一回ならまだしも、アイロンをする回数が増えることでダメージとなります。
できるだけ当てないように注意しましょう。
あとは練習あるのみ
極論はこれに限ります。
慣れに勝るものはありませんし、何よりもアイロンの使い方が上手くなればスタイリング剤との組み合わせによる効果も当然上がります。
自分にはできないと決めつけるよりも、できる自分をイメージしてしっかりと練習をするように心がけましょう。
アイロン前にワックスやスプレーを使う注意点

きし
最後にはなりますが、できるだけアイロン前には気をつけるべきポイントを解消してから始めるようにしてください。
- コテアイロンを使い慣れていない
- ストレートアイロンを使い慣れていない
- 細毛・猫っ毛の水分を吸収しやすい髪質
これらの人は注意が必要です。
あまりにアイロンなどを使い慣れていない人は、髪に負担を増やしやすい傾向にあるので、あまりスプレーやワックスはつけずにしましょう。
さらに猫っ毛や細毛の人は水分を吸収しやすいので、水分量がコントロールしづらいので注意が必要です。
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あとがき

今回の記事では、ヘアアイロンとスタイリング剤の組み合わせについて書いています。

きし
スタイリング剤もヘアアイロンもとても便利なツールとして、スタイリングにとってはマストなアイテムとなっています。とはいえ髪への負担が増えていることも現実です。
少しでも髪への負担が少なくなれば幸いです。

ゆきな
ソフトワックスやスプレーで髪全体の水分量をコントロールして巻くことで、髪が傷むどころか良くなることもあります。
正しい使い方とこまめなケアは忘れずに使いこなしましょう!